bitFlyer Lightning の機能と 3 種類のチャートを解説
bitFlyer Lightning は、仮想通貨(暗号資産)の現物取引・証拠金取引・先物取引に対応した取引所です。
Lightning 現物では日本円でビットコインを買うこともできれば、持っているビットコインを売って、円に替えることもできます。
Lightning FX(ビットコイン FX)・ Lightning Futures(ビットコイン先物) では、最大 4 倍のレバレッジを効かせ、値上り値下り双方で利益を狙うことができ、多様な戦略での投資が可能です。
この記事では、bitFlyer Lightning について解説しながら、仮想通貨(暗号通貨)の動向を 2013 年から追っている個人投資家の児山 将氏におすすめの使い方をご紹介いただきました。
PC 版の bitFlyer Lightning
PC 版の bitFlyer Lightning では、様々な特殊注文に対応しているほか、レバレッジ取引や先物取引も行えたり、様々な機能が備わっています。
さらに、API を活用することで、取引所の注文状況や公開されている取引の履歴、板情報を参照することもできます。
アカウント作成はこちらから。ログインはこちらから。
PC 版 bitFlyer Lightning でご利用いただける注文の種類
IFD
IFD(イフダン)は If Done の略で、一度に2つの注文を出して最初の注文が約定したら 2 つめの注文が自動的に発注される注文パターンです。
OCO
OCO(オーシーオー)は One-Cancels-the-Other order の略で、2 つの注文を同時に出して一方の注文が成立した際にもう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文パターンです。
IFDOCO
IFDOCO(イフダンオーシーオー)とは IFD と OCO の組み合わせで、IFD 注文が約定した後に自動的に OCO 注文が発注される注文パターンです。
執行条件
成行注文
成行注文とは価格を指定せず売買の成立を最優先した注文の執行条件です。 成行の買い注文を出すと、そのときに出ている最も低い価格の売り注文に対応して注文が成立します。 同様に成行の売り注文の場合は、最も価格が高い買い注文に対応して注文が成立します。
指値注文
指値注文とは指定した価格での売買の成立を最優先した注文の執行条件です。 指値の買い注文を出すと指値以下の価格にならなければ注文が成立しません。 同様に指値の売り注文の場合は、指値以上の価格にならなければ注文が成立しません。
ストップ注文
ストップ注文とは「トリガー価格以上になったら買い」、「トリガー価格以下になったら売り」という条件付きの成行注文の執行条件です。
ストップ・リミット注文
ストップ・リミット注文とは「トリガー価格以上になったら買い」、「トリガー価格以下になったら売り」という条件付きの指値注文の執行条件です。
トレーリング・ストップ注文
トレーリング・ストップ注文とは、値動きに合わせてストップ注文のトリガー価格が自動更新される条件付ストップ注文の執行条件です。
bitFlyerウォレットでも bitFlyer Lightning
bitFlyer Lightning は、iOS、Android 向けに提供するスマホアプリ「bitFlyer ウォレット」ならスマートフォンに最適化された画面で取引することができます。
bitFlyer ウォレットの bitFlyer Lightning なら、スマホアプリで取引できるので外出先でもストレスなく取引可能です。
すでに bitFlyer ウォレットをお持ちのお客様であれば、別のアプリとしてインストールすることなく、すぐに bitFlyer Lightning をご利用いただくことができます。
bitFlyer Lightning の使い方
1. スマホアプリ bitFlyer ウォレットを開き「Lightning」のタブをタップします
2. 「BTC/JPY(現物)」「BTC-FX/JPY(FX)」「ETH/JPY(現物)」のいずれかをタップします
3. bitFlyer Lightning が開きます
bitFlyer Lightning 3 種類のチャートの違いとおすすめ
PC 版の bitFlyer Lightning には、 下記 3 種類のチャート表示があります。デフォルトは、ライトチャート(Light Chart)です。
・ライトチャート(Light Chart)
・クリプトウォッチ(Cryptowatch)
・オリジナル(Original)
児山氏のおすすめは、チャート分析をあまりしない方ならライトチャート(Light Chart)、チャート分析を本格的にする方ならクリプトウォッチ(Cryptowatch)です。
その理由を 3 つのチャートごとの機能の違いを比較しながら、児山氏に解説していただきました。
bitFlyer Lightning のチャート機能の違い
ユーザーインターフェースは 3 つとも似ていますが、機能面は 3 チャートとも大きく異なります。それぞれのチャートの違いを紹介します。
ライトチャートは、3 種類あるチャートの中で一番手軽に使えるチャートです。基本的なテクニカル指標は搭載されていて、日本語にも対応しています。
あえて言うとすれば、ラインとフィボナッチの描画ができず、ローソク足以外のチャート形状には変更できません。しかし、これらの機能を使わない人でしたらライトチャートで十分に満足できるでしょう。
クリプトウォッチ(Cryptowatch)は、豊富なインジケーターやいくつかのチャート形状を揃えているため、より詳細なチャート分析を行いたい人にオススメなチャートです。
ただし言語表記が英語ですので、ログインするたびに日本語に変更するか、そのまま英語で使用して慣れる必要があります。
オリジナル(Original)は日本語に対応していて、ライン描画やラインチャートの表示などが可能です。
ライトチャートでは物足りなく、クリプトウォッチでは高機能すぎるといった人にオススメのチャートです。
ただしチャートの期間変更において、1 時間足以下は価格の縦幅が縮小され、人によっては視認性に欠けるため、短期トレードをする人は注意しましょう。
bitFlyer Lightning カラーテーマ
bitFlyer Lightning には、好みによってカラーテーマを変更することができます。シックで落ち着いた色から、明るく見やすい bitFlyer カラー、エレクトリックな配色まで 11 種類のテーマから選択できます。
特に長い時間チャートを見続けている人は、好みの色であれば落ち着いて取引をできると思いますしローソク足の見え方も変わってきますので、カラーテーマは重要です。
まとめ
取引ツールは、人によって好みや使い勝手が分かれるところです。
bitFlyer Lightning であれば、3 種類のチャートがあり、豊富な注文機能にカラーテーマも多彩です。
ご自身の好みや分析方法に合わせたチャートを利用してみてはいかがでしょうか。