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次世代ブラウザ「Brave」と暗号資産(仮想通貨)「BAT」が示す新たな可能性

2020 年 4 月 9 日、 bitFlyer は暗号資産(仮想通貨) BAT(ベーシックアテンショントークン)の取扱いを開始しました。

BAT は bitFlyer 上場前から注目を集めていましたが、その大きな理由が先行して開発された次世代ブラウザ Brave の存在です。

そこでこの記事では、BAT と Brave の仕組みや展望について、 Brave Software Asia株式会社 代表の嶋瀬様にインタビューを行い、誕生の経緯や現状、今後のビジョンなどを伺いました。Brave と BAT の未来について様々な可能性を感じることができると思います。


――まずは Brave と BAT の関係について簡単に教えてください。

Brave は快適でプライバシーが守られる新しいインターネットを実現するために開発されたブラウザであり、BAT は Brave 上で流通する暗号資産(仮想通貨)です。ユーザーは Brave を利用する中で、BAT(日本ではBATポイント)を取得することができます。

Braveについてテレビ番組「話題のアプリええじゃないか!(TOKYO MX)」でご紹介いただきました。5 分ほどで Brave と Brave 広告の仕組みについてわかりやすくご紹介いただいています。是非お時間ある際に、こちらからご覧いただけると嬉しいです。


――Brave は誰が事業として始めたのでしょうか。

Brave は 2015 年に創業者はプログラミング言語 JavaScript の生みの親であり、 Netscape の元エンジニアで、 世界で最も利用されているブラウザの 1 つである Firefox の最高技術責任者(CTO)を務めていたブレンダン・アイクによって創業されました。

――Brave の現時点での利用者数はどのくらいですか

世界では 2019 年 11 月に正式版がリリースされ、現在の月次利用者数は 1,390 万人を突破しました。日本でも 2019 年 7 月にスタートして、現時点の利用者は数十万人、 Google Play の通信カテゴリでは LINE や Skype を抜いてランキング 1 位に入ることも増えています。

――Brave ブラウザの特徴は何でしょうか。

これまでは望まない多くの広告(高画質なものから動画まで)を表示するためのコストを、煩わしさや通信コスト、時間という形でユーザーが負担していました。Brave はその負担を減らす新しい広告の届け方のモデルを築こうとしています。

多くのウェブページには、広告やトラッカーが埋め込まれ、外部のサーバーにユーザの情報を送信しています。Brave ブラウザはそういった通信をブロックします。
結果として Brave ブラウザを使うと、煩わしい広告の表示量が激減し、その分データ通信料が安くなるだけでなく、ブラウジングも高速化し、さらにユーザーのプライバシーも守られます。
また余計なデータ通信が減ることで、スマホのバッテリー消費が 40% も削減できるというデータも出ています。

――先ほど Brave を利用する中で、BAT(BATポイント) を取得することができるとご説明いただきましたが、例えば Brave で広告を見ると、BAT(BATポイント)がもらえるそうですね。

その通りです。 Brave Rewards の機能をオンにして Brave の広告を閲覧した場合、広告収益の 70% にあたる BAT(BATポイント)を、ユーザーは受け取ることができます。Brave の広告はゼロ知識証明などの技術により、広告の配信・効果測定をユーザーのプライバシーを脅かすことなく実現しています。

ここまで Brave をご利用いただくことでのユーザー側の利点をお伝えしてきましたが、Brave は BAT を通じて、ユーザー、コンテンツクリエイター、そして広告主にとってメリットのある新しいインターネットを構築しようとしています。

三方良し

――実際いくらくらいの BAT(BATポイント)をもらえるのでしょうか。

スマホを使う頻度や時間帯、地域によっても違いますが、世界では 月 5 ドル程度もらっているユーザーが既に結構います。日本では現状、月に 300 円ほどといったところです。直近の目標としては、月に 1,000 円程度をユーザーに支払えることを目標に Brave 事業の拡大を図っています。そしてゆくゆくは、年間 2 ~ 3 万円程度まで増やしていきたいと考えています。

――ユーザーからすると、いつものようにただネットサーフィンしているだけでも、勝手に毎月 BAT(BATポイント)が貯まっていくということですよね。すごいです!

――貯めた BAT や BATポイントは、どんなサービスに使えますか。

代表的なもので言えば、サイト運営者への自動支援(オートコントリビューション)です。 Wikipedia がメディアパートナーになって、自動支援を受け付けています。

海外では、他の暗号資産(仮想通貨)への交換、実店舗の支払いにも使えるシステムの提供も始めています。米国では、スターバックスカードやアマゾンギフト券に交換できるサービスも発表されました。
まだ開発中ですが、今後はデジタルコンテンツのオンライン購入なども、1 ページ 1 円ずつなどごく少額で決済できるようになる予定です。

――広告主のお金がユーザーへ直接行くと、メディアの疲弊につながりませんか。

現在のネット広告のモデルですと、毎月のアクティブユーザー数が 1,000 万を超えるメディアですら、それ単体ではビジネスとして成り立たないケースが少なくありません。そこで私たちが進めているのが、 BATポイントの自動分配機能です。ユーザーの閲覧状況によって、毎月自動的に BATポイントがメディアに配られるというものです。これにより、現在の通常のWeb広告の収益の 2 倍、3 倍と稼げるようになる。そういうシステムの構築をひとつのミッションとしています。

――メディアが疲弊する恐れよりも、むしろ新しい収益源を作ろうとしているということですね。

広告収益の増加は、メディアの健全化にも繋がると考えています。例えば「福島原発のその後」と「アイドルのスキャンダル」という 2 つの記事があるとします。今のビジネスモデルだと、広告収入が集まりやすいのはスキャンダルの方です。Brave の自動支援は PV ではなく、記事を読んでいた時間を考慮して分配されるため、単に目を引きやすい記事ではなく、しっかりとした内容がある記事により多くの BATポイントが分配されます。

また、ユーザは自動分配に加えて記事に対してチッピングを能動的に行うことも可能です。このようにして、より高いクオリティのコンテンツに、より多くの BATポイント・お金が入る仕組みが実現され、公共性の高い記事やニュースを出し続けることができます。

――ありがとうございました。


ユーザー、メディア、そして広告主。「三方良しであることに気を付けて運営しています」という Brave。Brave と BAT が実現しようとしている未来に興味を持った方はぜひ、 bitFlyer で BAT を持ってみてはいかがでしょうか。BAT 自体の価値も Brave の利用が拡大することで向上していくかもしれません。

BAT販売所へのリンクはこちら
さらに詳しく知りたい人は、 Brave 公式サイトもぜひご確認ください。


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株式会社 bitFlyer

暗号資産交換業者登録 関東財務局長 第00003号

令和元年法律第28号附則第10条第1項に基づくみなし金融商品取引業者(第一種金融商品取引業)

加入協会:一般社団法人 日本暗号資産取引業協会

 ・認定資金決済事業者協会所属

 ・認定金融商品取引業協会所属