
トラベルルールへの対応に伴う暗号資産(仮想通貨)の外部送付における変更点
当社は 2022 年 3 月 28 日よりトラベルルールへの対応として、新たにお客様が暗号資産の外部送付を行う際に、受取人に関する情報の取得・保存を開始いたしました。
これに伴い、お客様視点でどのようなことが変わったのかを詳しくご説明いたします。
トラベルルールとは?
「暗号資産の送付依頼人と受取人に関する一定の事項を、送付先となる受取人側の取引所(暗号資産交換業者)等に通知しなければならない」というルールです。このルールは、FATF(金融作業部会)が、マネーローンダリング及びテロ資金供与対策についての国際基準(FATF基準)において、各国の規制当局に対して導入を求めているものです。
トラベルルールの目的は?
テロリストその他の犯罪者が自由に電子的な資金移転システムを利用することを防ぎ、不正利用があった場合にその追跡を可能とすることを目的とするものです。
対象者は?
bitFlyer を利用して暗号資産を外部送付するすべての個人・法人のお客様が対象となります。
2022 年 3 月 28 日から変わることは?
これまでは「ラベル」と「外部アドレス」の 2 点(または「メッセージ」「宛先タグ」を含む 3 点)が必須となっていましたが、これらに加えてこれからは新たに受取人情報を入力していただく必要があります。
受取人情報:
・アドレス所有者(受取人)の氏名・氏名フリガナ
・送付先名(取引所の名称等)
受取人情報が分からないときは?
当社でお調べすることができません。恐れ入りますが、送付前にあらかじめ送付先のお相手の方にご確認ください。
受取人情報の登録方法は?
< はじめて送付するアドレスの場合 >
Webブラウザ(PC/スマホ):




アプリ(iOS/Android):



※ 以降はWebブラウザ(PC/スマホ)と同様、メールアドレスに届くURLから登録手順に沿って登録してください。
< これまでに送付をしたことがあるアドレスの場合>
Webブラウザ(PC/スマホ):



アプリ(iOS/Android)







入力した受取人情報はどこに通知される?
1つめの「トラベルルールとは?」にてご説明のとおり、お客様から取得した受取人情報は他取引所等への通知を予定しており、国内取引所への通知から順次対応を進めてまいります。
プライベートウォレット(メタマスク等のアンホステッドウォレット)への送付に制限はかかる?
現時点では、お客様が所有するプライベートウォレットへの送付につきましては、プライベートウォレットであることのみを理由として送付制限が行われることはありません。
プライベートウォレットとは?
一般的にその暗号資産の保有者であるお客様が直接秘密鍵を管理する方法を指し、暗号資産の移転等を直接操作できるという特徴があります。
例)ソフトウェア:メタマスク・ビットコインコア・エレクトラム等
ハードウェア:スマートフォン・パソコン・ハードディスク・USB等
海外取引所(無登録業者)等への送付に制限はかかる?
現時点では、海外取引所等への送付につきましては、海外取引所等であることのみを理由として送付制限が行われることはありません。
注意事項(よくお読みください)
本資料は株式会社 bitFlyer 及び関係する業界に関する参考情報の提供を目的としており、当社が提供するサービスの勧誘を目的としたものではありません。
当社および説明者は、本資料において正確な情報を提供するよう努めておりますが、その完全性・正確性について保証するものではありません。
また、本資料の内容及び発言内容は説明者の個人的見解を含むことがあります。当該内容に基づいて生じた不利益について、当社及び説明者個人は一切の責任を負いません。