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The Sandbox(ザ・サンドボックス)ってなに?Founder/COO Sebastienに聞きました

本日、2023年6月26日、当社bitFlyerにおいて22番目の暗号資産としてThe Sandboxの取扱いが開始されました。
先日「The Sandbox」創業者でCOOであるSebastienがbitFlyerにお祝いに来てくれてThe Sandboxについて色々教えてくれました。

bitFlyerオフィスに遊びにきてくれたセバスチャン

The Sandboxとは

The Sandboxは仮想空間(メタバース)上に広がるボクセルの世界で、誰でも好きなアバターになって参加できます。
参加するユーザーは”LAND”と呼ばれる土地(NFT)を所有でき、所有する土地においてゲームやイベントを作成できます。
今ではWalletを持っているユーザーの数は470万人で、世界で最大級のメタバースと言えます。

The Sandboxの中の様子

bitFlyer:SebastienはどうしてThe Sandboxをつくろうと思ったの?

Sebastiean:2011年にThe Sandboxシリーズをリリースしてから、クリエイターに力を与えることを目指しています。誰もが、プログラミングなどができなくてもクリエイターになれる世界を作りたいのです。
モバイルゲームのタッチスクリーン方式になったことでより多くのユーザーが画面をタッチするだけで作品が作れるようになりました。今までに4,000万ドルの売り上げがあり、7,000万個の作品(※いずれも2023年6月23日時点)が生まれています。
ただサービスの運営側としてはずっと、クリエイターが作ったコンテンツによる売上をストアの規約の制限によりクリエイターとシェアできないことでトップクリエイターが離脱してしまったりすることにもやもやしてきました。
そんな中2017年にブロックチェーンに出会い、クリエーターに還元をする方法を見つけることができました。Web3版のThe Sandboxでは、ユーザーによるNFTの制作、ミントを可能にし、3Dベースのマルチプレイヤープラットフォームをゼロから作りました。The Sandbox Web3版は、NFTならではの、ユーザーを主体としたビジネスモデルを展開しています。
Web3の構想から5年立ちますが、今では、400を超える企業等とのパートナーシップを持っています。470万人近くのウォレットを保有するユーザー(※2023年6月23日時点)がいます。

企業とのコラボレーション

The Sandboxでは個人だけではなく、adidas、Ubisoft、Avexなどの企業も”LAND”を持っています。
企業がLANDを買うとその土地の上でイベントを開催したりできます。

bitFlyer:企業がThe SandboxにLANDを買うのはどうしてですか?

Sebastiean:企業はLANDを買ってそこに自分たちの世界を構築すると、アバターの姿で遊びに来た人たちに自分たちの世界観を体験してもらうことができます。ユーティリティトークンを使う体験も組み込めます。
The Sandboxのマップ上のLANDは合計166,464個ですが、この上限はブロックチェーン上のスマートコントラクトによって保証されており今後も増えることはありません。
このLANDを最初から企業やユーザーにすべて販売するのではなく、何回かの「LANDセール」を行い、The Sandboxの世界観と親和性があるファッションブランドや音楽ブランド、スポーツブランドなどにLANDを購入してもらいました。例えば、adidas、Gucci、Warner Music Groupなどですね、日本のマンガIPだとキャプテン翼、北斗の拳などもLANDを持っています。
個人のユーザーにとっては大企業や憧れのセレブとThe Sandboxのバーチャル空間ではおとなりさんになれたりリアルの世界では起こりえないことが実現しています。アバターでThe Sandboxの中を歩くと自分のLANDとブランドのLANDをすぐに行き来できる。これは、マップとソーシャルIDやアバターを含むバーチャルワールドとして最初から設計しているからできることなのです。
他にも、企業がLANDを購入する理由は、マーケティングの一環である企業も多いです。リアルだけではなくデジタル上でもWeb3の世代つながることができるからです。今の若者は、生活の大半をデジタル上で過ごしていることも多いです。そのようなユーザーにリーチをするには、メタバースなどのデジタル空間で認知度を上げることが望ましいと考えています。サイバーセキュリティーの会社ならメタバースで作るコンテンツは、侵入者から守るようなセキュリティゲームなど、コンテンツの体験を通じて、企業はユーザーに対して無理なく、企業のDNAを学ぶことができます。これはメタバースならでは出来ることではないかと思います。

北斗の拳、The Sandboxに参入のプレスリリースより

世界に広がるThe Sandbox

今では世界中の人たちがThe SandboxにThe Landを持ってかっこいい世界をたくさん作っています。

bitFlyer:Sebastienがタイの女の子が作ったとてもかっこいいLANDを紹介しているのも見ました。
The Sandboxは世界中で、若い人たちにも使われているのですね?

Sebastiean:ユーザーがコンテンツを作ることの魅力は、常に新しいクリエイターによって作られた質の高いコンテンツが提供されることです。
コーディングの知識を必要としないThe Sandboxのツール「ゲームメーカー」を使って、アメリカやヨーロッパだけでなく、例えばインド、日本、韓国、香港、タイなど、The Sandboxのユーザーベースの40%以上を占めるアジアでもクリエイターが作品を作り出しています。Web3自体には年齢制限がありますが、コンテンツの制作そのものに年齢制限はありません。
若いクリエイターは従来のモバイルやPCのゲームプラットフォームでは見られないような新しいアイディアを形にするので、ゲームやコンテンツを作ったことがない人だけでなく、同じような若い世代の視聴者もアクセスしてくれています。
Twitterで見てくれたタイの13歳のクリエイターですが、彼女は動画配信もしていて、The Sandboxを使って自分の学校や面白いゲームを作ってくれたみたいですね!
私たちが作ったこのツールが、現実の人々に私たちの想像をはるかに超えるインパクトを与えているのを見るととても嬉しいです。
この分散型プラットフォームの力で世界中の人々に力を与え、次の仕事やキャリアにつながる新たな機会をもたらしていけるのはとても重要なことだと思っています。

bitFlyer:Sebastienから見た日本の市場の特徴ってなんですか?

Sebastiean:日本市場は本当に面白いですね。日本という国は、観光や食べ物、日本の歴史など様々な文化がありますが、漫画や日本の音楽もここ20-30年海外に発信されていてとても人気です。私自身も2,000冊のマンガに囲まれて育ちました。
キャプテン翼のような自分のこども時代のヒーローがThe Sandboxに来てくれてとても誇りに思います。
日本はコンテンツ、キャラクター、ストーリーを作るのが本当に上手ですよね、The Sandboxのクリエイティブプラットフォームは、誰もが自分のキャラクターや物語、冒険を開発することができるようになり、そのコミュニティが共創することで、その世界観をより早く広げることができるので、日本のプロジェクトとのパートナーシップにはとてもわくわくしています。東映アニメーション、キャプテン翼、北斗の拳、他にもまだまだこの後アナウンスするプロジェクトもあります。

メタバース、NFT、暗号資産の関係について

日本ではメタバースと暗号資産をセットで語る動きについて論争があったりしました。たしかにメタバースは暗号資産がなくても十分遊べます。

bitFlyer:メタバース、NFT、暗号資産の関係についてどのように考えていますか?不可分なのか、メタバースにブロックチェーンは特に不要なのか、いろんな意見がありますがSebastienの意見を教えてください。

Sebastiean:まず重要なのは、「メタバース」の定義を明確にすることです。
私が考える「メタバース」とは、誰もが自分のアバターでアクセスできる無数の仮想世界のようなもので、それらの世界のいずれでも新しいデジタル・アイデンティティとなるアバターや洋服、小物、ゲームアイテム、クリエイションなどをプラットフォームに許可を求めることなく、シームレスに利用することができるものです。「メタバース」とは、1つの世界や1つのゲームや1つのプラットフォームではなく、Fortnite、Minecraft、Roblox、The Sandboxなどそれぞれ単体の世界の間を自由に移動できるものです。
また、「メタバース」は特定のデバイスに依存するものではなく、モバイル、ウェブ、デスクトップ、PC、Mac、コンソール、VR、ARなどで動作するため、「メタバース」にいるためにVRヘッドセットが必要、ということはありません。
ブロックチェーンは、プレイヤーやコンテンツ制作者に真の「デジタル所有権」を与えて、ブロックチェーン上でデジタル資産を表すNFTのおかげで、どこでも自由にデジタル資産を使用し、必要であれば販売し、収益化することを可能にする、今日唯一の技術だと考えています。

The Sandbox 今後の展開


メタバースの第一人者としてこれからのThe Sandboxにも期待です。きっとこれからもいろいろな展開があるはず・・・?

bitFlyer:今後のThe Sandboxのロードマップを教えてください

Sebastien:よりソーシャルで、より没入感のあるエキサイティングな体験をクリエイターが作れるように、ツールを提供することが重要です。
私たちの「ゲームメーカー」で、より多様なゲームプレイ体験を追加し続けるために、没入感を向上させる新しいゲームプレイを作り出すことに取り組んでいます。
また、クリエイターがどのように自分たちの体験をオープンにし、コミュニティを参加させ、オーディエンスを増やし、収益化するかに焦点を当てることも重要です。クリエイターのコミュニティと密接に協力し、要望をヒアリングしながら、常に機能を開発し続けます。
The Sandboxはいつもクリエイターファーストです。どうやって、彼らがNFTやアバター中心の新しい形のエンターテイメントをつくっていけるかを考えています。
すでにLANDというプラットフォームはあって、β版としてツールである「ゲームメーカー」を提供していますが、今年のネクストステップは…
●LANDオーナーが自分が作ったものを、保有しているLANDで直接公開できるようになる(※これまではプラットフォームに対して仲介申請が必要でした)
●自分のLANDにアクセス制限をかけて限られた人だけ入れる場所、というのが作れるようになるなどがあります。
現在23,500の体験(※2023年6月23日時点)がありますが、LAND上のいろんなコンテンツを見るのが楽しみだし、いろんなツールをアップデートしていくのでもっと使いやすくしていく予定です。

bitFlyer:楽しみですね!これからThe Sandboxを始めてみたい!という人にどうやって始めたらよいか簡単にご説明ください。

Sebastienメタバースへの入り口はアバターを作ることです、とっても簡単です。バーチャルワールドではなんにでも生まれ変わることができます。北斗の拳やラビッツのキャラクターなどのアバターになることもできます。NFTのブルーチップコレクション60個とも連携しているので、それらのNFTを持っている場合にはアバターにできます。
色んなアバターに出会って、これ作ってみたいな!と思われるものがあればゲームメイカーをダウンロードして作ってみてほしいです。ここまでは何も購入しなくてもできます。

The Sandboxのアバター作成ページ

bitFlyer:ちなみに、bitFlyerはご存知でしたか?日本のユーザーに向けてメッセージをお願いします。

Sebastien:bitFlyerのことは以前から聞いていましたよ!今日オフィスにこれてとっても嬉しいです!
日本市場は、Web3コミュニティやプロジェクトの強さからも、とてもエキサイティングな市場だと思います。
今週のJapan Blockchain Week、来週のIVS京都など、日本で開催されるイベントなどを見ていると、日本がWeb3プロジェクトや起業家、イノベーターを歓迎し、アジアや世界におけるWeb3のリーダーとして位置づけられるよう、着々と準備が進んでいることがわかりますよ!

The SandboxのWeb Siteはこちら!ぜひこの機会にメタバースの世界に遊びに行ってみてください!

株式会社bitFlyerについて
会社名:    株式会社bitFlyer
所在地:    〒107-6233 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー代表者:    代表取締役 加納 裕三
事業内容:   暗号資産交換業および金融商品取引業
登録番号:   暗号資産交換業者 関東財務局第00003号
        金融商品取引業者 関東財務局(金商)第3294号
資本金:    41 億 238 万円(資本準備金含)
加入協会:   一般社団法人日本暗号資産取引業協会
URL:       https://bitflyer.com/
お問い合わせ先: https://bitflyer.com/contactpage

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手数料一覧・税:

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Lightning FX とは?:

ビットコイン取引所【bitFlyer Lightning】

Lightning Futures とは?:

ビットコイン取引所【bitFlyer Lightning】

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